V.A/ORIGINES(オリジン)~7世紀にわたる音楽の旅

V.A, CD(輸入盤)

商品説明/ITEM DETAIL

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★ナントで生まれたラ・フォル・ジュルネ音楽祭は、2024年に30周年を迎えます。これを記念して、これまでの音楽祭に登場、あるいは関連する作曲家(作品)たちを、2024年ラ・フォル・ジュルネ音楽祭のテーマ《ORIGINES(オリジン)》というテーマで編んだ2枚組が登場します!
★ 2024年のラ・フォル・ジュルネ音楽祭のテーマは「《ORIGINES(オリジン)ーすべてはここからはじまった》」。何世紀にもわたり、世界中のあらゆる国で作曲家にインスピレーションを与え育んできた、音楽の伝統の「起源」に光を当てようという、非常に豊かなテーマです。バッハ自身は、「音楽の父」と呼ばれるにふさわしいですが、そのバッハも、悠久の時の深みと文明のるつぼに起源をもつ伝統なくしては存在しえなかったでしょう。バッハ以降も、国や大陸を問わず、作曲家たちは、古くからの遺産をもとに、自分達の言語をつくり、作品を生み出してきているのです。
7世紀にわたる音楽の旅。まずは、中世の声楽曲、とりわけ中世の音楽で重要な地位を占めたグレゴリオ聖歌からお届けします。そして、声楽、とくに宗教音楽が多く生まれたルネッサンス時代へと音楽史をたどります。バロック時代の幕開けである17 世紀初頭、宗教音楽の豊かな伝統を受け継ぎながら、ヴィオール音楽が美しく咲き誇り、器楽のレパートリーも充実しました。17世紀の終わり、ヴィヴァルディ、ヘンデル、ヨハン・セバスティアン・バッハらバロック時代の偉大な天才たちが登場し、彼らの音楽は、すべての西洋音楽の基礎となっています。
その後、ハイドンとモーツァルトに代表される、古典派の時代が到来します。ピアノという楽器が登場し、ピアノ協奏曲の発展が見られます。モーツァルトはピアノ協奏曲の芸術を飛躍的に高め、後継者たちに道を開きました。ベートーヴェンは、古典派とロマン派時代のまさにはざまに生き、音楽史の中で特別な存在です。ベートーヴェンは非常に革新的な作曲家で、ロマン派世代だけでなく、19世紀と20世紀のすべての音楽、そして現代に至るまで、多大な影響を与え続けています。
19世紀半ばには、「国民楽派」という大きな音楽運動も生まれました。この頃、ロシア、ハンガリー、チェコ=スロバキア、そしてスウェーデン、ノルウェー、デンマーク、フランス、スペインといった国々の、多くの作曲家が自らのルーツに立ち返り、それぞれの国や地方特有の、豊潤な民俗的伝統を最大限に活用するようになります。ムソルグスキー、チャイコフスキー、スメタナ、ドヴォルザーク、バルトーク、コダーイ、そしてグリーグ、シベリウス、アルベニス、グラナドス、ラヴェル、ビゼーらは、それぞれの民族の魂に根ざした古くからの伝統に触発され、数え切れないほどの傑作をのこしました。そしてこうした動きは20 世紀の音楽家にも大きな影響を与え、たとえば作曲家アルトゥーロ・マルケス(b.1994)の素晴らしい「ダンソン第2番」は、メキシコ音楽特有のリズムにインスパイアされています。

輸入盤・日本語帯

[CD1]
1. ペロタン:Beata viscera(祝福された胎児)(抜粋)---------- [3:43]
ヴォックス・クラマンティス、ヤーン・エイク・トゥルヴェ(指揮)
2. アデス・キリイ:Ades Kiri(j アデス・キリイ[ムンハリ語(マノン・クサンが造った言語)]) ---------- [1:57]
レ・ズィティネラント(マノン・クサン作詞作曲)
3. J.オケゲム:ミサ《ただ死を待つ以外》よりキリエ---------- [2:45]
アンサンブル・ジャック・モデルヌ、ジョエル・シュビエット(指揮)
4. J.ボイヴァン:レシ・グラーヴ----------[1:52]
サロメ・ガスラン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、エマニュエル・アラケリアン(オルガン)
5. J. S. バッハ:カンタータ《神の時こそいと良き時》(哀悼行事用)BWV 106より「ソナティーナ」 ---------- [2’40]
リチェルカール・コンソート、フィリップ・ピエルロ(指揮)
6. J. S. バッハ:カンタータ《わがうちに憂いは満ちぬ》BWV 21より「シンフォニア」---------- [2’45]
リチェルカール・コンソート、フィリップ・ピエルロ(指揮)
7. ヘンデル:ハープ協奏曲第1番より第1楽章(アンダンテ・アレグロ)----------[6:01]
ジョヴァンナ・ペッシ(ハープ)、リチェルカール・コンソート、フィリップ・ピエルロ(指揮)
8. ペルゴレージ:スターバト・マーテルより「肉体がほろびる時(Quando corpus morietur)」---------- [5:06]
ヌリア・リアル(ソプラノ)、カルロス・メーナ(アルト)、リチェルカール・コンソート、フィリップ・ピエルロ(指揮)
9.ヴィヴァルディ:《主が家を建てられるのでなければ》より「神は与えられる(Cum dederit)」---------- [4:46]
カルロス・メーナ(アルト)、リチェルカール・コンソート、フィリップ・ピエルロ(指揮)
10. モーツァルト:ピアノ協奏曲第21 番 ハ長調 K.467より第2 楽章アンダンテ---------- [6:34]
ジャン=クロード・ペヌティエ(ピアノ)、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団、クリストフ・ポッペン(指揮)
11. ベートーヴェン:アイルランド男の鼓動 ----------- [2:35]
マリア・ケオハネ(ソプラノ)、リチェルカール・コンソート、フィリップ・ピエルロ(指揮)
12. ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14 番「月光」より第1 楽章(アダージョ・ソステヌート)---------- [5:32]
レミ・ジュニエ(ピアノ)
13. ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5 番 変ホ長調 op.73《皇帝》より第2 楽章 ---------- [7:12]
ジャン=フランソワ・エッセール(ピアノ&指揮)、新アキテーヌ室内管弦楽団
14. グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調より第2 楽章 Adagio ---------- [6:21]
シャニ・ディリュカ(ピアノ)、ボルドー・アキテーヌ国立管弦楽団、エイヴィン・グルベルグ・イェンセン(指揮)
15. ドヴォルザーク:歌劇《ルサルカ》より「月に寄せる歌」---------- [5:54]
Cello 8(編曲:ロラン・ピドゥ)
[CD2]
1. ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番 ヘ長調 op.96《 アメリカ》より第2楽章 ---------- [7:49]
2. ブラームス/ジュリアン・ジローデ編:ハンガリー舞曲第4番 ---------- [4:54]
ポケット交響楽団(ル・サンフォニー・ド・ポッシュ)、ニコラ・シモン(指揮)
3. ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 op.83より第2楽章 ---------- [9:49]
ボリス・ベレゾフスキー(ピアノ)、ウラル・フィルハーモニー管弦楽団、ドミトリー・リス(指揮)
4. フランク:プレリュード、コラールとフーガより(抜粋)---------- [4:25]
タンギ・ド・ヴィリアンクール(ピアノ)
5. ラフマニノフ:《パガニーニの主題による狂詩曲》より第18 変奏 アンダンテ・カンタービレ ---------- [2:55]
ナタナエル・グーアン(ピアノ)、シンフォニア・ヴァルソヴィア、アレクサンダル・マルコヴィチ(指揮)
6. チャイコフスキー:交響曲第6番《悲愴》ロ短調 op.74より第2楽章 ----------[8:12]
シンフォニア・ヴァルソヴィア、イェジー・セムコフ(指揮)
7. グリーグ:《ペール・ギュント》組曲より 第3曲「アニトラの踊り」---------- [3:18]
ウラル・フィルハーモニー管弦楽団、ドミトリー・リス(指揮)
8. フォーレ:子守歌 op.16 ---------- [3:35]
デボラ・ネムタヌ(ヴァイオリン)、トーマス・ツェートマイヤー(指揮)、パリ室内管弦楽団
9. フォーレ:レクイエム(1893年稿)より「サンクトゥス」 ---------- [3:40]
ローザンヌ声楽アンサンブル、シンフォニア・ヴァルソヴィア、ミシェル・コルボ(指揮)
10. フォーレ:レクイエム(1893年稿)より「楽園にて」---------- [3:57]
ローザンヌ声楽アンサンブル、シンフォニア・ヴァルソヴィア、ミシェル・コルボ(指揮)
11. ビゼー:歌劇《真珠とり》より「耳に残るは君の歌声」 ---------- [3:39]
Cello 8(編曲:ロラン・ピドゥ)
12. ポール・コロン:《ブルー・クインテット》より「ブルー」 ---------- [4:08]
ポール・コロン、フレデリック・デュヴィル、ジュスティヌ・メトラル、ミシェル・ピエール、ルイ・ロッド(チェロ)
13. A.マルケス:ダンソンno.2 ---------- [9:48]
シンフォニア・ヴァルソヴィア、アンドリス・ポーガ(指揮)

キングインターナショナル

※輸入盤のため日本語解説は付属しておりません。

追加情報

アーティスト名:
V.A
メーカー:
(株)キングインターナショナル
レーベル:
MIRARE
code:
3760127226956
発売日:
2024/04/30
メディア:
CD(輸入盤)