リヒター・アンサンブル / J.S.バッハ:『フーガの技法』 ウェーベルン:弦楽四重奏のための出版作品全集
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商品説明/ITEM DETAIL
詳細
ウェーベルン&バッハ:弦楽四重奏とフーガの技法
J.S.バッハ:フーガの技法 BWV1080より コントラプンクトゥスI~IV《基本フーガ》
ウェーベルン:弦楽四重奏のための5つの楽章 Op.5(1909)
J.S.バッハ:フーガの技法 BWV1080より コントラプンクトゥスV~VII《ストレッタ・フーガ》
ウェーベルン:弦楽四重奏のための6つのバガテル Op.9(1913)
J.S.バッハ:フーガの技法 BWV1080より コントラプンクトゥスVIII~XI《2重・3重フーガ》
ウェーベルン:弦楽四重奏曲 Op.28(1937-38)
J.S.バッハ:フーガの技法 BWV1080より コントラプンクトゥスXII, XIII《鏡像フーガ》
J.S.バッハ:フーガの技法 BWV1080より コントラプンクトゥスXIV《未完の4重フーガ》
ロドルフォ・リヒター(ヴァイオリン)
リヒター・アンサンブル
[演奏ピッチ]
バッハ A=415Hz
ウェーベルン A=432Hz
録音:
2019年6月30日-7月3日/フランス、ヴィレノア、小教区教会(バッハ)
2021年8月31日-9月1日/フランス、ナンテュイユ=シュル=マルヌ、聖マルガリタ教会(ウェーベルン)
★バッハは20世紀の作曲家からも偉大な対位法の権威として認識されていました。ウェーベルンも例外ではなく、「バッハにはすべてが含まれている」とさえ評しています。このふたりの作曲家を並べて、隠れたつながりを浮き彫りにしようという企画。
★『フーガの技法』はバッハ対位法芸術の総決算であり、たったひとつの主題を使ってあらゆるフーガの可能性を網羅していく作品。最高度の作曲技術を用いながらも、人間的な感情を否定することなく精神的な高まりのある音楽を展開。未完となった最終フーガでは大きな抑揚をもった歌と精緻極まりないフーガが結合され、絶筆箇所の直前にはBACH音列の主題が登場します。
★ウェーベルンは寡作ながら、生涯を通して弦楽四重奏のための作品を書きました。伝統的な編成と対位法技術を用いつつ、無調の世界に無駄を削ぎ落した最低限の音符を並べていく独特のスタイルは、繊細であると同時に力強くもあり、理論のみで語り切れない音楽の在りようはバッハと通じ合うものがあります。最後の室内楽曲である「弦楽四重奏曲 Op.28」はBACH音列を含む12音技法で書かれた作品。
★『フーガの技法』を曲種ごとのセクションに分け、ウェーベルンの作品を年代順に挟み込んでいく構成で、全曲をガット弦で演奏。近い音色で奏でることにより、ふたりの親近性が如実に表れてきます。バッハも基本的には弦楽四重奏編成で、楽曲の音域に合わせてヴィオラを2本にし、曲によってはヴィオローネやチェンバロを追加。
★企画のみならず、演奏の素晴らしさが特筆もの。各パートが実に活き活きと歌われています。ここまでバッハとウェーベルンの音楽が力強く迫ってくる演奏はそうありません。もはや時代そのものがステレオ効果で迫ってくるような強烈な存在感を放つアルバムです。CDジャケットに用いられているのはシェーンベルク画『思考』。キングインターナショナル
収録内容
収録時間 : 01:17:33
- フーガの技法<単純フーガ> コントラプンクトゥスⅠ - 00:03:18
- フーガの技法<単純フーガ> コントラプンクトゥスⅡ - 00:02:59
- フーガの技法<単純フーガ> コントラプンクトゥスⅢ - 00:02:44
- フーガの技法<単純フーガ> コントラプンクトゥスⅣ - 00:03:01
- 弦楽四重奏のための5楽章 Op.5 第1楽章 激しい動きで - 00:02:48
- 弦楽四重奏のための5楽章 Op.5 第2楽章 きわめて遅く - 00:02:30
- 弦楽四重奏のための5楽章 Op.5 第3楽章 きわめて活発に - 00:00:46
- 弦楽四重奏のための5楽章 Op.5 第4楽章 きわめて遅く - 00:01:38
- 弦楽四重奏のための5楽章 Op.5 第5楽章 やさしい動きで - 00:03:17
- フーガの技法<ストレッタ・フーガ> コントラプンクトゥスⅤ - 00:03:23
- フーガの技法<ストレッタ・フーガ> コントラプンクトゥスⅥ~フランス趣味で - 00:03:16
- フーガの技法<ストレッタ・フーガ> コントラプンクトゥスⅦ~拡大と縮小のための - 00:03:31
- 弦楽四重奏のための6つのバガテル Op.9 第1曲 中庸の速さで - 00:00:36
- 弦楽四重奏のための6つのバガテル Op.9 第2曲 軽やかな動きで - 00:00:29
- 弦楽四重奏のための6つのバガテル Op.9 第3曲 かなり流麗に - 00:00:20
- 弦楽四重奏のための6つのバガテル Op.9 第4曲 きわめて遅く - 00:00:55
- 弦楽四重奏のための6つのバガテル Op.9 第5曲 とても遅く - 00:01:14
- 弦楽四重奏のための6つのバガテル Op.9 第6曲 流麗に - 00:00:42
- フーガの技法<2重・3重フーガ> コントラプンクトゥスⅧ - 00:04:28
- フーガの技法<2重・3重フーガ> コントラプンクトゥスⅨ - 00:02:25
- フーガの技法<2重・3重フーガ> コントラプンクトゥスⅩ - 00:04:00
- フーガの技法<2重・3重フーガ> コントラプンクトゥスⅩⅠ - 00:04:01
- 弦楽四重奏曲 Op.28 第1楽章 中庸の速さで - 00:04:01
- 弦楽四重奏曲 Op.28 第2楽章 気楽に - 動きをもって - 00:01:45
- 弦楽四重奏曲 Op.28 第3楽章 きわめて流麗に - 00:02:13
- フーガの技法<鏡像フーガ> コントラプンクトゥスⅩⅡ~正立 - 00:02:12
- フーガの技法<鏡像フーガ> コントラプンクトゥスⅩⅡ~倒立 - 00:02:25
- フーガの技法<鏡像フーガ> コントラプンクトゥスⅩⅢ~正立 - 00:02:16
- フーガの技法<鏡像フーガ> コントラプンクトゥスⅩⅢ~倒立 - 00:02:19
- フーガの技法<最終フーガ> コントラプンクトゥスⅩⅣ~3つの主題によるフーガ(未完、4重フーガの可能性をもつ) - 00:07:45
演奏者など
ロドルフォ・リヒター、レベッカ・フーバー、デヴィッド・ウィッシュ、ジェニファー・モルシェス、ジェームズ・ジョンストン、ウェーベルン、パオロ・ズッケリ
メーカーコメント
バッハは20世紀の作曲家からも偉大な対位法の権威として認識されていました。ウェーベルンも例外ではなく、「バッハにはすべてが含まれている」とさえ評しています。このふたりの作曲家を並べて、隠れたつながりを浮き彫りにしようという企画。バッハとウェーベルンの音楽が未だかつてないほど力強く迫り来る! (C)RS
仕様
輸入盤
録音情報
録音年:2019年6月30日-7月3日、2021年8月31日-9月1日/収録場所:フランス、ヴィレノア、小教区教会、ナンテュイユ=シュル=マルヌ、聖マルガリタ教会
パッケージ情報
デジパック
封入特典情報ほか
解説書付