バンジャマン・アラール / J・S・バッハ:鍵盤のための作品全集 Vol.3 ~フランス風に
「この商品について質問する」の使用には会員登録が必要です。すでに会員登録がお済みの方は、返信について通知するためにログインしてください。
商品説明/ITEM DETAIL
詳細
★注目の鍵盤奏者バンジャマン・アラールによる、J.S. バッハの鍵盤作品を全て録音するプロジェクトの第3弾!第1弾(KKC 5918/ HMM 902450)では1699年から1705年の間のJ.S. バッハが10代で作曲したものを収録。「北へ」と題した第2弾(KKC 6018/ HMM 902453)では、15歳で兄のもとを離れて北ドイツのリューネブルクに向かったバッハが、先人達、とりわけブクステフーデに傾倒した時期の作品群が収められておりました。
★この第3弾では、23歳でヴァイマールの宮廷につかえるようになったバッハが、「若き巨匠」として鳴らした時期の、フランス音楽への顕著な興味と表情豊かな試みが見られる作品が収められています。当時フランスの鍵盤作品はヨーロッパを席巻しており、バッハもその影響を大いに受けました。バッハはヴァイマールの宮廷に仕える前から、フランスの舞曲を兄のヨーハン・クリストフ・バッハやゲオルク・ベームのコレクションから多数写譜して研究していたといいます。[CD2]はオルガン作品。クープランの「諸国の人々」の神聖ローマ帝国を、バッハが編曲したものも収録(この楽曲は、ピゼンデルが当時ドイツでもしばしば演奏していたため、よく知られていました)。アラールが今回選んだオルガンは1710年ジルバーマン製で、フランスのオーケストラ、あるいはリュリのオペラのような、あらゆる音色を兼ね備えた楽器で、音色の豊かさに驚かされます。アラールのセンスあふれる装飾も楽しめます。また、イギリス組曲が収録されています。「イギリス」という名称は後世につけられたものですが、冒頭に大規模なプレリュードが置かれ、その後フランスはじめ様々な国を起源とする舞曲で構成されています。BWV 806aはヴァイマール時代に成立しています。全体を通して、アラールの示唆に富んだプログラムと演奏の抜群のセンス、そして、バッハが、ブクステフーデやドイツの先人たちのみならず、フランスの幅広いスタイルまでを貪欲に研究し、それをレヴェルを高めたかたちで自らのものとして体得し、作品を書いていたという事実にあらためて驚かされる内容となっています。キングインターナショナル
◆レコード芸術 2021年6月号 特選盤
収録内容
組数 : 3
収録時間 : 03:29:13
Disc 1
- 序曲(組曲)ヘ長調 BWV 820 序曲 - 00:02:42
- 序曲(組曲)ヘ長調 BWV 820 アントレ - 00:01:24
- 序曲(組曲)ヘ長調 BWV 820 メヌエット~トリオ - 00:01:48
- 序曲(組曲)ヘ長調 BWV 820 ブレー - 00:00:33
- 序曲(組曲)ヘ長調 BWV 820 ジーグ - 00:00:43
- 組曲 ヘ短調 BWV 823 プレリュード - 00:01:57
- 組曲 ヘ短調 BWV 823 サラバンドとロンドー - 00:02:33
- 組曲 ヘ短調 BWV 823 ジーグ - 00:02:07
- プレリュード(アルペッジョによるプレリュード) ハ短調 BWV 921 - 00:02:35
- 組曲 変ホ長調 BWV 819 アルマンド - 00:03:35
- 組曲 変ホ長調 BWV 819 クーラント - 00:02:05
- 組曲 変ホ長調 BWV 819 サラバンド - 00:03:49
- 組曲 変ホ長調 BWV 819 ブレー - 00:01:44
- 組曲 変ホ長調 BWV 819 メヌエットⅠ~メヌエットⅡ(トリオ) - 00:02:41
- プレリュード第8番 - 00:02:46
- シャコンヌ(ト長調/クラヴサン曲集 op.2より) - 00:03:34
- 3つのメヌエット メヌエットⅠ ト長調BWV 841 - 00:01:05
- 3つのメヌエット メヌエットⅡ ト短調BWV 842 - 00:00:42
- 3つのメヌエット メヌエットⅢ ト長調BWV 843 - 00:00:54
- クープラン(クラヴサン曲集第4巻第21組曲) - 00:03:55
- 組曲 イ短調 BWV 818a [プレリュード] - 00:01:51
- 組曲 イ短調 BWV 818a アルマンド - 00:03:39
- 組曲 イ短調 BWV 818a クーラント - 00:01:23
- 組曲 イ短調 BWV 818a サラバンド - 00:03:16
- 組曲 イ短調 BWV 818a メヌエット - 00:01:10
- 組曲 イ短調 BWV 818a ジーグ - 00:02:55
- 第5のプレリュード(クラヴサン奏法) - 00:02:58
- プレリュードを伴う組曲第1番 イ長調 BWV 806a (イギリス組曲第1番初稿) [プレリュード] - 00:02:11
- プレリュードを伴う組曲第1番 イ長調 BWV 806a (イギリス組曲第1番初稿) アルマンド - 00:05:01
- プレリュードを伴う組曲第1番 イ長調 BWV 806a (イギリス組曲第1番初稿) クーラントⅠ - 00:01:49
- プレリュードを伴う組曲第1番 イ長調 BWV 806a (イギリス組曲第1番初稿) クーラントⅡ~[ドゥーブル] - 00:02:05
- プレリュードを伴う組曲第1番 イ長調 BWV 806a (イギリス組曲第1番初稿) サラバンド - 00:03:58
- プレリュードを伴う組曲第1番 イ長調 BWV 806a (イギリス組曲第1番初稿) ブレー - 00:02:05
- プレリュードを伴う組曲第1番 イ長調 BWV 806a (イギリス組曲第1番初稿) ジーグ - 00:03:18
Disc 2
- アリア ヘ長調 BWV 587 (諸国の人々~神聖ローマ帝国人第1曲) - 00:03:02
- マニフィカト(ドイツ語マニフィカトに基づくフーガ) BWV 733 - 00:04:27
- コラール「主イエス・キリストよ、われらを顧みて」 BWV 709 - 00:02:12
- トリオ・ソナタ「主イエス・キリストよ、われらを顧みて」 BWV 655a - 00:03:52
- コラール「主イエス・キリストよ、われらを顧みて」 BWV 726 - 00:01:03
- プレリュードとフーガ ハ短調 BWV546 - 00:04:50
- コラール「いと高きところには神にのみ栄光あれ」 BWV 711(ビキニウム) - 00:03:20
- コラール「いと高きところには神にのみ栄光あれ」 BWV 717 - 00:03:27
- コラール「いと高きところには神にのみ栄光あれ」 BWV 715 - 00:01:48
- コラール「いと高きところには神にのみ栄光あれ」 BWV 663a (ヴァイマール版) - 00:07:20
- ファンタジー ト長調 (オルガン曲) BWV 572 - 00:10:16
- コラール「いまぞ喜べ、汝らキリストの徒よ」 BWV 734 - 00:02:43
- パンジェ・リングァ - 00:02:54
- クリステ (トリオとパッサカリア) - 00:01:13
- パッサカリア BWV 582 - 00:12:05
Disc 3
- イギリス組曲第4番 ヘ長調 BWV 809 プレリュード - 00:05:42
- イギリス組曲第4番 ヘ長調 BWV 809 アルマンド - 00:04:00
- イギリス組曲第4番 ヘ長調 BWV 809 クーラント - 00:01:48
- イギリス組曲第4番 ヘ長調 BWV 809 サラバンド - 00:03:30
- イギリス組曲第4番 ヘ長調 BWV 809 メヌエットⅠ~メヌエットⅡ - 00:04:11
- イギリス組曲第4番 ヘ長調 BWV 809 ジーグ - 00:04:13
- イギリス組曲第2番 イ短調 BWV 807 プレリュード - 00:05:14
- イギリス組曲第2番 イ短調 BWV 807 アルマンド - 00:04:02
- イギリス組曲第2番 イ短調 BWV 807 クーラント - 00:02:02
- イギリス組曲第2番 イ短調 BWV 807 サラバンド~同じサラバンドの装飾 - 00:03:48
- イギリス組曲第2番 イ短調 BWV 807 ブレーⅠ~ブレーⅡ - 00:05:32
- イギリス組曲第2番 イ短調 BWV 807 ジーグ - 00:04:25
- リュート(リュート・クラヴィーア)組曲 ホ短調 BWV 996 プレリュード~プレスト - 00:02:13
- リュート(リュート・クラヴィーア)組曲 ホ短調 BWV 996 アルマンド - 00:03:12
- リュート(リュート・クラヴィーア)組曲 ホ短調 BWV 996 クーラント - 00:02:14
- リュート(リュート・クラヴィーア)組曲 ホ短調 BWV 996 サラバンド - 00:03:16
- リュート(リュート・クラヴィーア)組曲 ホ短調 BWV 996 ブレー - 00:01:04
- リュート(リュート・クラヴィーア)組曲 ホ短調 BWV 996 ジーグ - 00:02:53
演奏者など
ヨナン・カスパール・フェルディナンド・フィッシャー、ニコラ・ド・グリニー、アンドレ・レゾン
仕様
輸入盤国内仕様
録音情報
録音年:2018年4月、2019年5月、9月/収録場所:アッサ城(フランス)、聖エティエンヌ修道院(フランス)、、アントナン・アルトー・オーディトリウム(フランス)
パッケージ情報
解説付